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会長からのご挨拶

会長 上本伸二 日本肝移植研究会は1980年に発足した肝移植懇談会から発展し、1982年に肝移植研究会として設立されました。以後、毎年学術集会を開催し、基礎研究の発展、および臨床肝移植の推進に向けて取り組んで参りました。1999年には名称を日本肝移植研究会と改め、さらなるわが国の肝移植の発展を支援しております。私は門田守人前会長(大阪大学医学部第2外科名誉教授・がん研有明病院長)の後を継ぎまして、2011年から第5代目会長を担当しております。

 わが国の肝移植は1989年に島根医大で行われた生体肝移植から始まりましたが、1997年に脳死臓器移植法が成立し、本来の肝移植の形である脳死肝移植も可能となりました。さらに2009年に脳死臓器移植法が改正され、2010年7月からは国際基準となった法律のもとで脳死肝移植ができる状況となり、週に1例程度のペースで脳死肝移植が行われるまで発展してきました。この間、日本肝移植研究会は1986年に肝移植のための指針を発行し、1992年からは全国の肝移植症例の登録を開始しております。これにより肝移植症例の詳細を集積し、わが国の肝移植の実態を把握することで、今後の治療成績の向上や問題点の解決に貢献してきました。

 わが国の肝移植は、まだまだ生体肝移植が中心であることをふまえて、生体肝移植ドナーに関する調査報告書と生体肝移植ドナー手術に関する指針を発行してきました。生体ドナーを用いた臓器移植においては、ドナーの安全性確保とドナー保護が最も大切なことであり、継続して取り組んで参ります。

 一方、脳死肝移植が現実のものとなりましたが、年間40例前後であり諸外国と比較するといまだに非常に少ないのが現状です。少ない脳死肝移植のチャンスをより有効に運用することを目的に、2009年からは肝移植研究会学術集会の前日に「脳死肝移植適応評価委員会」を毎年開催しています。

 肝移植医療を支えているのは外科医、内科医、小児科医、病理医、および基礎研究者を含む多岐にわたる専門家です。さらに、移植コーデイネーター、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技師、などのコメデイカルスタッフとの共同作業が、肝移植医療の推進と発展には不可欠であります。日本肝移植研究会は、こうした専門を越えた議論の場としても、1983年から毎年学術集会を開催して、肝移植医療の発展に大きく貢献して参りました。

 今後も、肝移植医療の充実、進歩に貢献し、さらなる安全な医療として定着させるために努力して参ります。

2014年8月22日 会長 上本伸二

日本肝移植研究会
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学 大学院医学系研究科 消化器外科学
TEL:06-6879-3251
FAX:06-6879-3259